通勤時間を有効活用したい会社員へ|電車でもできる過ごし方7選と続けるコツ
「通勤時間がもったいない気がするけど、結局スマホを眺めて終わってしまう」
「勉強や読書に使いたいのに、満員電車では何もできない」
毎日往復1〜2時間を通勤に使っている会社員にとって、この時間をどう過ごすかは意外と大きなテーマです。
この記事では、通勤時間の活用がうまくいかない原因と、電車・車・徒歩それぞれの通勤スタイルでできる過ごし方7選、無理なく続けるコツを紹介します。「意識が高いことをしなければ」と気負う必要はありません。あえて休む選択肢も含めて、自分に合う使い方を見つけてください。
通勤時間は積み重ねると「年間240時間」になる
まず、通勤時間がどれくらいの規模なのかを数字で見てみましょう。
もちろん、全部を勉強に充てる必要はありません。ただ、この一部でも意識して使えるようになると、「平日は忙しくて何もできない」という悩みの多くが解決に近づきます。夜は疲れて何もできない会社員こそ、体力が残っている日中の通勤時間は貴重な持ち時間です。
通勤時間の活用が失敗する3つの原因
原因1:乗った瞬間、なんとなくスマホを開いてしまう
電車に乗る→スマホを取り出す→SNSやニュースを眺める。この流れはほぼ無意識の習慣になっています。悪いのは意志力ではなく、「何をするか決めていない状態」で、スマホという最強の暇つぶしが手元にあることです。やることを事前に決めていない限り、通勤時間は自動的にスマホに吸い込まれます。
心当たりのある人は、まず明日から3日間だけ、自分が通勤中に何をしているか観察してみてください。「気づけば20分SNSを見ていた」と自覚できるだけでも、時間の使い方は変わり始めます。
原因2:自分の通勤環境に合わないことを選んでいる
満員電車で立ったまま参考書を開くのは、物理的に無理があります。「座れないのに本で勉強しようとして挫折した」というのは、意志の問題ではなく選択ミスです。立ちっぱなしなら音声、座れるなら読書、と環境に合わせてメニューを選ぶ必要があります。
原因3:頑張りすぎるメニューで始めてしまう
「通勤中は毎日必ず英語を1時間」のような高い目標は、疲れている日に一度崩れると、そのまま消滅しがちです。通勤時間はあくまで「ついでの時間」。メインの生活に上乗せするものだからこそ、軽いメニューから始めるのが正解です。
会社員におすすめの通勤時間の過ごし方7選
ここからは具体的な過ごし方です。全部やる必要はありません。「行きはこれ、帰りはこれ」と1〜2個選ぶだけで十分です。
1. 読書・電子書籍
座れる通勤なら、まずおすすめしたいのが読書です。片道20分でも、1か月続ければ本1〜2冊分の読書量になります。混雑して紙の本が開けないなら、スマホの電子書籍アプリなら片手で読めます。「通勤中だけ読む」と場所とセットで決めると一気に習慣化しやすくなります。詳しくは読書を無理なく続けるコツもどうぞ。
2. 音声学習(オーディオブック・ポッドキャスト)
満員電車で立ちっぱなしの人、車通勤の人の最強の選択肢が「耳からのインプット」です。オーディオブックやポッドキャスト、音声ニュースなら、手も目も使わずに学べます。無料のポッドキャストから始めて、慣れたら再生速度を1.2〜1.5倍に上げると、同じ通勤時間で聴ける量が増えます。手がふさがっていても、耳は空いている——これが通勤時間の最大の特徴です。
3. 資格勉強・暗記もの
資格取得を目指しているなら、通勤時間は暗記と相性抜群です。単語帳アプリや一問一答なら片手ででき、細切れ時間でも成立します。むしろ暗記は、机で1時間やるより短い時間に分けて繰り返すほうが定着しやすいといわれています。覚え方の工夫は大人向けの記憶のコツ、勉強計画の立て方は1日15分から始める勉強法が参考になります。
4. 副業のインプット・ネタ集め
副業に取り組んでいる人は、通勤時間を「インプットとネタ集め」に充てるのがおすすめです。作業そのものは家でしかできなくても、ブログのネタ出し、参考記事のリサーチ、スキル系動画の視聴は移動中にできます。家に着いたら集めた材料で手を動かすだけ、という状態を作れると進み方が変わります。これから始める人は副業初心者が最初の一歩を選ぶステップからどうぞ。
5. 行きは「今日の段取り」、帰りは「頭の整理」
勉強系が続かない人におすすめの使い方です。行きの5〜10分で今日やるタスクを頭の中(またはメモアプリ)で並べておくと、始業直後のスタートが速くなります。帰りは逆に、今日の仕事を軽く振り返って「持ち帰らない」ための時間に。仕事の考えごとを電車に置いて帰るイメージです。
6. あえて「何もしない休息時間」にする
意外に思うかもしれませんが、これも立派な活用法です。仕事で疲れているのに通勤中まで情報を浴び続けると、脳は一日中休まりません。窓の外を眺める、目を閉じる、音楽だけ聴く。そんな「デジタルから離れる時間」にすると、帰宅後の疲労感が変わってきます。具体的な方法はスマホから離れて休む方法でまとめています。頑張る活用だけが正解ではありません。
7. 徒歩区間を増やして「運動時間」にする
一駅手前で降りて歩く、エスカレーターを階段に変える、自転車通勤に切り替える。通勤は、運動不足の会社員が毎日確実に体を動かせる貴重なチャンスでもあります。ジムに時間とお金をかけなくても、徒歩区間を1日20分増やすだけで月に約7時間のウォーキングになります。歩く時間は音声学習と重ねられるので、忙しい人ほど相性のいい組み合わせです。
通勤スタイル別・おすすめの組み合わせ
挫折しないコツは、メニューを自分の通勤環境から逆算して選ぶことです。
- 満員電車で立ちっぱなし: 音声学習+帰りは休息。手と目が使えない前提で「耳」に全振りする
- 座れる電車通勤: 読書・暗記アプリ・段取りなど選択肢は最多。行きは頭を使う系、帰りは軽い読書や休息
- 車・自転車通勤: 安全第一で音声一択。オーディオブックを流すだけで運転時間が学習時間になる
- 徒歩通勤・徒歩区間が長い: 音声学習と運動を同時にこなせる、実はいちばんお得なタイプ
在宅勤務の日がある人は、通勤がない日の同じ時間帯を朝の自分時間に振り替えると、リズムを崩さずに続けられます。
通勤時間の活用を続ける3つのコツ
コツ1:「行きはこれ、帰りはこれ」と固定する
毎朝「今日は何をしよう」と考えると、その隙にスマホが勝ちます。「行きは単語アプリ、帰りはオーディオブック」のように行動をあらかじめ固定して、乗ったら自動で始まる状態にしておきましょう。
コツ2:スマホの誘惑は「配置」で断つ
SNSアプリをホーム画面の1ページ目から移動させ、代わりに電子書籍や学習アプリを置く。それだけで「無意識にSNSを開く」回数は目に見えて減ります。意志力で我慢するのではなく、開きにくい仕組みを先に作るのがポイントです。
コツ3:疲れている日は堂々と休む
残業続きの日や体調が悪い日まで頑張る必要はありません。「今日は休息デー」と決めて窓の外を眺めるのも、立派な通勤時間の使い方です。週の半分できていれば十分続いています。完璧主義を手放すことが、結局いちばん長続きします。
まとめ:通勤時間は「決めておく」だけで変わる
最後にポイントをまとめます。
通勤時間の活用に、特別な才能も気合いもいりません。必要なのは「乗る前に決めておくこと」だけです。
今日からできる小さな行動をひとつ。明日の行きの電車でやることを、今のうちに1つだけ決めてメモしておいてください。明日の朝、スマホを開く代わりにそれを始められたら、年間240時間の使い方はもう変わり始めています。

