給料日前にお金がない会社員へ|焦らず乗り切る7つの整え方
「給料日まであと1週間もあるのに、口座の残高が心細い」
「今月も、気づいたらお金が残っていない」
毎月どこかのタイミングでこの不安がやってくる会社員の方は、少なくありません。
先に結論をお伝えすると、給料日前にやるべきことは、極端な節約でも、後払いでその場をしのぐことでもありません。
この記事では、給料日までを焦らず乗り切るための7つの整え方と、来月から同じ状況を減らす仕組みを紹介します。読み終わる頃には、「今日なにをすればいいか」がはっきりしているはずです。
最初にやるのは節約ではなく「現状把握」
お金が心細いとき、多くの人は残高を見ること自体を避けたくなります。見なければ不安が確定しないからです。
でも実際には、金額が分からないまま過ごす時間がいちばん消耗します。頭の中でぼんやりした不安が膨らみ続けるからです。
確認してみると「思ったより残っていた」ということは珍しくありません。逆に本当に少なかったとしても、数字が分かれば対策は立てられます。どちらに転んでも、把握したほうが楽になります。
そこで、ここからの7つは「まず把握し、次に整え、最後に仕組みにする」という順番で並べています。上から順にやってみてください。
給料日前を焦らず乗り切る7つの整え方
1. 残っているお金をすべて書き出す
財布の現金、銀行口座、電子マネーの残高、使えるポイント。ばらばらに存在しているお金を、メモアプリでも紙でもいいので1か所に集めて合計します。
見落としがちなのが、電子マネーのチャージ残高と共通ポイントです。数百円〜数千円分が眠っていることはよくあります。「全部でいくら使えるのか」がひとつの数字になるだけで、不安はかなり軽くなります。
2. 給料日までの日数で割って「1日の目安額」を出す
次に、合計額を給料日までの日数で割ります。たとえば残り1万円で給料日まで10日なら、1日あたり1,000円です。
この目安があるだけで、「なんとなく不安」が「今日は1,000円まで」という具体的な行動に変わります。毎日きっちり守れなくてもかまいません。1日ごとの管理が面倒なら、「今週は5,000円まで」と週単位にしてもよいです。
計算してみて「日割りにすると明らかに足りない」と分かった場合も、慌てなくて大丈夫です。その場合は次の項目で「今必要」なお金を先に取り分けてから、残りを日数で割り直してください。順番が前後するだけで、やることは同じです。
3. 支出を「今必要」と「給料日後でいい」に分ける
家賃や通信費などの引き落とし、最低限の食費、通勤の交通費。これらは「今必要」なお金です。一方で、洋服や趣味の買い物、急ぎではない飲み会は、多くの場合「給料日後でいい」に入ります。
コツは、我慢ではなく「延期」と考えることです。やめるのではなく、給料日の後に回すだけ。この言い換えだけで、気持ちの負担がだいぶ変わります。
4. 食費は削りすぎない
節約というと真っ先に食費を削りたくなりますが、ここは削りすぎ注意です。食事を極端に減らすと体調や気力に響いて、仕事のパフォーマンスが落ちたり、反動でドカ食いや衝動買いにつながったりして、かえって高くつきます。
おすすめは「置き換え」です。外食やデリバリーを自炊に、コンビニ弁当をスーパーの総菜に、と1段階ずつ置き換えます。完璧な自炊である必要はありません。ごはん、卵、豆腐、パスタのような満足感のある定番でしのげれば十分です。
たとえば、週の前半にごはんだけ多めに炊いて冷凍しておく、飲み物をペットボトルから水筒に変える。この2つだけでも、給料日までの食費はけっこう変わります。
5. コンビニと「ついで買い」を一時的に休む
1回数百円の出費は記憶に残りにくく、積み重なると数千円になります。給料日までの期間限定で、コンビニに寄る回数を減らし、レジに並ぶ前に「これは今必要?」と1回だけ自問してみてください。
夜にスマホを眺めていて、つい通販でポチってしまうタイプの人は、買い物アプリと少し距離を置くのも効果があります。距離の置き方はスマホから離れて休む方法でまとめています。
6. サブスクと固定費は「メモだけ」して後日見直す
使っていないサブスクや高すぎる固定費に気づくのは、たいてい残高が心細いときです。ただ、今すぐ解約作業まで頑張る必要はありません。疲れている時期に手続きを詰め込むと消耗します。
今日は「使っていないサブスクをメモする」だけでOKです。給料日が来て気持ちが落ち着いたら、メモを見ながらゆっくり見直してください。固定費は一度見直せば効果が毎月続くので、給料日後の宿題としては優先度の高いものです。
メモする候補は、ほとんど観ていない動画配信、行けていないジムの月会費、なんとなく続けているアプリの課金など。「最後に使ったのはいつか」を思い出せないものは、見直し候補です。
7. 給料日に「先に取り分ける」仕組みをつくる
同じ状況を来月も繰り返さないために、いちばん効くのは意志力ではなく仕組みです。
シンプルなのは、給料日に使う前の段階で、一定額を生活費と別の口座に移してしまう「先取り」です。金額は無理のない範囲でよく、最初は数千円でも十分です。「残ったら取っておく」は、残らないのが普通です。「先に分けて、残りで暮らす」に順番を変えるだけ、と考えてください。
移す先は、普段使いのカードやアプリから直接触れない口座であれば、特別なものでなくてかまいません。大事なのは金額の大きさよりも、毎月の給料日に同じ動きが続くことです。
後払いや借入でしのぐのは避けたい
今の不便は「延期」と「置き換え」で乗り切って、来月の自分に負担を回さないことを優先してください。
収入を増やしたいときこそ、焦らない
「そもそも、もう少し収入があれば」と副業を考えるのは自然な流れです。実際、支出の見直しと収入アップは家計の両輪です。
ただし、お金に焦っているときほど、「誰でもすぐ稼げる」「スマホだけで月◯万円」のような話が魅力的に見えてしまいます。高額な教材の購入や初期費用の支払いを求められる案件は、いったん立ち止まってください。
副業を始めるなら、初期費用がかからず、小さく試せるものからで十分です。選び方は副業初心者が最初の一歩を選ぶステップで、具体的な例は電話なしで静かに取り組める在宅副業で紹介しています。
週末の過ごし方も、お金とつながっている
見落とされがちな出費の入り口が「暇つぶし」です。予定のない休日に、なんとなく出かけて、なんとなく使ってしまう。心当たりのある方は多いと思います。
お金をあまり使わずに満足できる休日の過ごし方を持っておくと、家計にも気持ちにも効きます。休息の質が上がれば、ストレス発散のための出費も自然に減っていきます。休日の整え方はお金をかけずに休日を立て直す過ごし方が参考になります。
まとめ:把握して、延期して、仕組みにする
最後に、7つの整え方をまとめます。
全部を今日やる必要はありません。
そして、無事に給料日までたどり着けたら、そのことを少しねぎらってあげてください。ぎりぎりの時期を工夫して乗り切ったのは、立派な家計管理の第一歩です。責めるより認めるほうが、次の月の改善は続きます。
まずは1つ目の「残っているお金をすべて書き出す」だけやってみてください。数字がひとつになった瞬間に、漠然とした不安は「あと◯日をどう過ごすか」という具体的な計画に変わります。

