ブログの最初の記事は何を書く?初心者向けの書き方と構成テンプレート
WordPressの開設まではできたのに、いざ記事を書こうとすると手が止まってしまう。「最初の記事は何を書けばいいのか」「自己紹介から始めるべきなのか」と迷ったまま、何日も経ってしまった。ブログを始めた人の多くが、この「最初の1記事の壁」でつまずきます。
結論からお伝えします。最初の記事は、自己紹介ではなく「読者の悩みに答える記事」を1本書くのがおすすめです。そして、完璧を目指す必要はありません。記事はあとから何度でも書き直せるので、まずは6〜7割の完成度で公開して、書くことに慣れるほうがずっと大切です。この記事では、テーマの決め方から構成テンプレート、公開前のチェックリストまで、手順どおりに進めれば1記事が完成する形で解説します。
この記事は、ブログを開設したばかりで「1記事目がまだ書けていない」という方に向けて書いています。文章が得意である必要はありません。型に沿って埋めていくだけで書ける方法を紹介します。
この記事のポイント
最初の記事で手が止まる3つの理由
1記事目が書けないのは、文章力の問題ではありません。多くの場合、次の3つのどれかにはまっています。
- 完璧な記事を書こうとしている:「最初の記事だから良いものを」と力むほど、書き出せなくなります。実際には、開設直後の記事はほとんど読まれないため、練習のつもりで書くのが正解です。
- 何を書くかが決まっていない:「書きながら考えよう」とすると、途中で方向を見失います。書く前にテーマと結論を決めておくことが、完成への近道です。
- 書く手順を知らない:記事は上から順に書くものではありません。構成を先に作り、埋めていく書き方を知るだけで、格段に楽になります。
裏を返せば、「完璧を目指さない」「テーマを先に決める」「構成から書く」の3つを押さえれば、最初の記事は必ず完成します。ここから順番に見ていきましょう。
最初の記事は何を書く?テーマの決め方
まず、多くの人が迷う「自己紹介を書くべきか」から整理します。結論としては、自己紹介記事は後回しで構いません。始めたばかりのブログでは、書いた人に興味を持って訪れる読者はまだいないからです。プロフィールは固定ページや数行の紹介文で十分です。
では何を書くか。おすすめは、「過去の自分が困っていたこと」に答える記事です。次の3ステップで決めていきます。
- 自分が人より少し詳しいことを書き出す:仕事、趣味、乗り越えた失敗など、5個ほど挙げます。専門家レベルである必要はありません。
- その中で「昔の自分が検索したこと」を思い出す:過去に自分が悩んで調べたことは、今も誰かが検索している悩みです。
- 1つの悩みに1つの答えを決める:「この記事を読んだ人が何をできるようになるか」を1行で書けたら、テーマは完成です。
テーマが広すぎると書き切れません。「初心者向けの節約術」ではなく「コンビニに寄る回数を減らす方法」のように、絞れば絞るほど書きやすく、読者にも届きやすくなります。
記事の基本構成テンプレート
記事の構成は、大きく「リード文」「本文」「まとめ」の3つに分かれます。それぞれの役割と書き方を押さえましょう。
リード文|読者の悩みと結論を先に
冒頭では、「誰のどんな悩みに答える記事か」と「この記事の結論」を先に伝えます。読者は最初の数行で読むかどうかを決めるため、結論を出し惜しみしないことが大切です。「悩みへの共感→結論→この記事で分かること」の順で3〜4段落書けば十分です。
本文|見出しごとにPREP法で書く
本文は見出し(H2)で2〜4つのブロックに分け、それぞれをPREP法で書きます。PREP法とは、結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)の順で書く型のことです。見出しごとにこの型を繰り返すだけで、論理的で読みやすい文章になります。
まとめ|要点と次の行動を示す
最後に、記事の要点を2〜3行で振り返り、「読者が次に何をすればいいか」をひと言添えます。まとめまで読んでくれた読者は行動する意欲が高いので、具体的な一歩を示してあげると親切です。
最初の記事を書く7つの手順
テーマと構成の考え方が分かったら、実際に書いていきます。次の7つの手順どおりに進めてください。
- 読者を1人決める:「半年前の自分」など、具体的な1人を思い浮かべます。誰にでも向けた文章は、誰にも刺さりません。
- 結論を1行で書く:「この記事の答えは(ひと言で言うとこれ)」と先に決めます。これが記事の軸になります。
- 見出しを先に並べる:本文を書く前に、H2見出しを3〜4個作ります。見出しだけで話の流れが通っているか確認しましょう。
- 見出しの中身を埋める:PREP法に沿って、見出しごとに書きます。順番どおりに書く必要はなく、書きやすい見出しからで構いません。
- リード文とまとめを書く:本文が終わってから書くほうが、内容とずれません。
- 一晩置いてから読み直す:時間を置くと、誤字や分かりにくい表現に気づきやすくなります。声に出して読むのも効果的です。
- 6〜7割の完成度で公開する:記事は公開後も何度でも直せます。「完成してから公開」ではなく「公開してから育てる」が、ブログの基本です。
なお、記事を書き始める前に、パーマリンクなどのWordPressの初期設定が済んでいるか確認しておくと安心です。あとから変えると不具合のもとになる設定があるため、まだの方はWordPress初心者がブログ開設後にまずやる初期設定7つを先に済ませてください。
つまずきやすいポイントと注意点
最初の記事でやりがちな失敗を知っておくと、余計な回り道を減らせます。特に次の4つに気をつけてください。
- 他サイトの文章をコピーしない:コピーは著作権の問題になるうえ、検索エンジンからの評価も大きく下がります。参考にするのは構成や視点だけにして、文章は必ず自分の言葉で書きましょう。
- 1記事に悩みを詰め込まない:あれもこれも書くと、結局何の記事か分からなくなります。入り切らなかった内容は、2記事目のテーマにすれば無駄になりません。
- アクセス数を毎日見ない:開設直後は、検索結果に表示されるまで数か月かかるのが普通です。数字は月1回の確認で十分。最初は記事数を積み上げることに集中しましょう。
- 書き直しを恐れない:公開後に「やっぱり変だ」と思ったら、いつでも直せます。最初の記事は、数か月後に見返すと必ず直したくなるものです。それは成長の証拠でもあります。
ちなみに、「結論から書く」という型はブログだけのものではありません。仕事のメールでも同じ型が使えます。詳しくは新人のためのビジネスメールの書き方で解説しているので、文章の型をまとめて身につけたい方はあわせてどうぞ。
公開前のチェックリスト
書き上がったら、公開ボタンを押す前に次の項目を確認しましょう。5分で終わります。
- タイトルに、読者が検索しそうな言葉が入っているか
- リード文に結論が書かれているか
- 見出しだけ読んでも話の流れが分かるか
- 誤字脱字がないか(声に出して読むと見つけやすい)
- スマホで表示して、1段落が長すぎないか
- カテゴリーとURL(スラッグ)を設定したか
全部に丸がつかなくても、致命的な問題(誤字・リンク切れ・タイトルと内容のずれ)がなければ公開してしまいましょう。残りは公開後に直せば大丈夫です。
記事企画シート(書く前に埋める表)
書き始める前にこの表を埋めておくと、途中で迷わず最後まで書けます。最初の記事だけでなく、2記事目以降も同じシートが使えます。
| 項目 | 書く内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| 読者は誰か | たった1人を思い浮かべる | 半年前の自分 |
| どんな悩みか | その人が検索する言葉 | 弁当作りが続かない |
| この記事の結論 | 1行で答えを書く | 作り置きより「詰めるだけ」にする |
| 読者がとる行動 | 読んだ後にできること | 今夜おかずを1品だけ多めに作る |
| 見出し案 | H2を3〜4個並べる | 続かない原因/3つのコツ/1週間の例 |
| 自分の具体例 | 体験・失敗・工夫 | 3日で挫折した時の原因 |
「結論」と「読者がとる行動」の2行が決まっていれば、記事の骨組みはほぼ完成です。ネタが思いつかないときは、ブログのネタ切れを防ぐ方法のネタ帳の作り方とあわせて使うと、企画から執筆までがつながります。
よくある質問
- 最初の記事は何文字くらい書けばいいですか?
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まずは1,500〜2,000文字を目安にしてみてください。文字数より大切なのは、選んだ悩みにきちんと答え切っているかどうかです。無理に長くする必要はありませんし、書けるなら長くても構いません。
- 自己紹介記事は本当に書かなくていいのですか?
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書いてはいけないわけではありませんが、優先度は低めです。読者が増えてくると「この人はどんな人だろう」と見られる機会も増えるので、記事が5〜10本たまった頃に、プロフィールページとして整えるのがおすすめです。
- 書きたいことが多すぎて、1つに絞れません。
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それはブログを続けるうえで、むしろ財産です。書きたいことをすべてメモに書き出し、その中から「いちばん具体的な悩み」を1つだけ選んでください。残りは2記事目以降のネタ帳になります。1記事1テーマを守るほど、記事は書きやすく読みやすくなります。
- 公開したのに誰にも読まれません。失敗でしょうか?
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失敗ではなく、それが普通です。新しいブログが検索結果に表示されるまでには、一般的に数か月かかります。最初の数記事は「読まれるため」ではなく「書き方に慣れるため」のものと考えて、淡々と本数を積み重ねていきましょう。
- 2記事目以降は何を書けばいいですか?
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1記事目で書き切れなかった内容や、1記事目を読んだ人が次に抱く疑問がそのままテーマになります。「この記事を読んだ人は、次に何を知りたくなるか」を考える癖をつけると、ネタ切れしにくくなり、記事同士を内部リンクでつなげられるようにもなります。
最初の1本に向くテーマ・避けたいテーマ
最初の記事は、テーマ選びで書きやすさが大きく変わります。次の目安で、書き始めるテーマを選んでください。
| 最初の1本に向くテーマ | 最初は避けたいテーマ |
|---|---|
| 自分が実際にやったこと・調べたこと | 体験がなく、調べただけで書く専門テーマ |
| 読者の悩みが1つに絞れるもの | 話題が広すぎて着地しないもの |
| 手順や具体例を出せるもの | 意見や感想だけで終わりそうなもの |
最初の記事で、完璧な文章やアクセス数を狙う必要はありません。1人の読者の1つの悩みに、具体的に答えられていれば十分です。ネタ選びで迷うときは、記事ネタが見つかる探し方もあわせて使ってみてください。
まとめ|最初の1本が、いちばん価値のある1本
最初の記事は、自己紹介ではなく「自分が答えられる読者の悩み」を1つ選んで書く。構成はリード文・本文・まとめの3部構成で、本文はPREP法で埋めていく。そして、6〜7割の完成度で公開する。これが、最初の1記事を完成させる最短ルートです。
どんなに経験を積んだブロガーにも、ぎこちない1記事目がありました。上手く書けたかどうかより、「1本公開できた」という事実のほうが、これからのあなたを支えてくれます。うまくいけば、ブログは在宅での仕事や副業の実績づくりにもつながっていきます。働き方も一緒に考えたい方は未経験から在宅ワークを始める前に整える7つのことも参考にしてください。
